フリーランスに興味がある。なってみたいけど、どんなデメリットがある?
こんな疑問に答えます。
結論ですが、融資を受けるといった借金を背負わない限りは、ぶっちゃけなんとでもなります。
そこまでデメリットは気にしなくて良いです。
借金さえなければいくら失敗しても、また就職するとか、方向転換すればやり直せるからです。
とはいっても、フリーランスになるデメリットは当然あります。
誰も失敗したくてフリーランスになる人はいないでしょう。
この記事を読んで、会社員からフリーランスになるデメリットを把握して、失敗しないようにしましょう。
フリーランスとして働くデメリットは次の7つです。
- お金の心配
- 税金、年金など全部自分で対応する必要がある
- 社会的信用は低い
- 自己管理しないと無限にだらける
- 孤独を感じる
- 親からは反対される
- 仕事によっては成長できない
それぞれ見ていきましょう。
Cof:自己紹介
会計ソフトメーカーの営業を6年経験。副業でブログ歴2年、ライター歴半年していました。
出世しようとガムシャラに頑張っていましたが、ふとしたタイミングで会社員として働き続けて仕事だけの人生になることに疑問を持ちました。
月10万は稼げる見込みができ、1年ぐらいは生きていける貯金もあったので、退職を決意。現在はフリーランスになっています。
お金の心配
収入が一切保証されていないこと。
安定した収入がないことがフリーランス最大の悩みであり、デメリットでしょう。
お金の稼ぎ方が会社員とはまるで違う。
月給いくら、とか時給いくらとか決まっておらず、これを作ってくれたらいくら払いますよといった世界。
お客さんが欲しい物にどれだけの時間がかかったかは全く関係ありません。
時給換算したら100円とかとんでもないことも普通に起こります。
逆もしかりで、時給1万円以上とか青天井にもなり得ますね。
どうしても仕事を始めたてだと、収入が割に合わない時期はあります。
スキルアップをこれからしていくのですから、仕方ない。
この時期はふんばりどころです。
会社員をしながら副業として取り組むか、貯金をして半年ぐらいは無収入でも大丈夫にしておくとかで対応しましょう。
税金、年金など全部自分で対応する必要がある
割と面食らうのが、税金、年金関係です。
次の2点でびっくりします。
- 住民税、国民健康保険、国民年金の振込用紙が家に届く。自分で払う必要がある。
- 確定申告を毎年3月15日までにする必要がある。
それぞれ確認します。
住民税、国民健康保険、国民年金の振込用紙が家に届く。自分で払う必要がある。
まず、これ。
住民税、国民健康保険、国民年金を支払う必要があります。
当たり前のことを言っていますが、かなりびびります。
会社員の時も当然支払っているんですけど、天引きされているから支払っている感覚ってあんまりないですよね?
でも、フリーランスになると振込用紙が家に届くので、それを使って払うことになります。
今月の収入は20万だとしても、そこからこれらの税金、保険、年金を支払わないといけない。
会社員のときと違って、払ってるって感覚がすごいあります。
この差はでかいですね。
僕の場合は退職してしばらくすると、住民税の振込用紙が家に届きました。
まじか、、と思いました。
これまで住民税なんて気にしたことなかったのに、、
退職してから5月末まで(6ヶ月分ぐらい)の住民税をまとめて振り込んでくださいとありました。
住民税にめっちゃお金取られるやん!って思いましたね。
こんな感じで、国民年金や国民健康保険の振込用紙も届くのかと思うと、ちょっと泣けます。笑
なお、フリーランスになりたての時は、収入が少ない場合も多いと思います。
そんな時はこれらの支払いと奨学金の支払いを猶予してくれる場合があります。
振込用紙と一緒に猶予案内の用紙も入っています。(入っていなかったら調べる)
支払いがきついなと思ったらとりあえず相談することもできるのは覚えておいて損はないですよ。
確定申告を毎年3月15日までにする必要がある。
確定申告を毎年3月15日までにする必要があります。
確定申告も会社員では一切馴染みが無いので、けっこう不安になる人が多いのかなと思います。
最近は確定申告するソフトが出ていますので、それを使うのが良いのかなと思います。
といっても、現段階で僕自身がまだ確定申告したわけではないのでどれほど大変かまだわかりません。
これについてはまた実際にやってみてからしっかりと書きますね。
社会的信用は低い
こんな感じで低いです。
- クレジット、賃貸等の審査通らない
- 怪しい人と思われる
- 周囲の人からはバカにされる
でもまあこれは仕方ないです。
もし必要であればクレジットカードは退職前に事前に発行するようにしましょう。
引っ越しも退職してからだと厳しいので、できるなら会社員の間にしましょう。
怪しい人と思われるのが嫌だから会社員に戻るかって言われたらそんなわけない。
成功するまで突き進むのみです。
自己管理しないと無限にだらける
ここが一番重要だなと思います。
自己管理が徹底されていたら、仕事にエネルギーを注ぎ込めて、稼げるようになります。
そしたらお金の心配っていらなくなりますね。
でも、この自己管理は思った以上に大変です。
なんせフリーランスは、周りからの強制力がゼロ。
それに甘えて、ふわふわしていて成果なんて出せるわけがない。
ゲームしたい、女の子とデートしたい、ゆっくり寝たい、今日はだるい、、、など色々あると思いますが、断ち切る。
この自己管理の徹底がフリーランスの成功を決める。
自己管理を徹底するためにおすすめなのは一日のルーティンを組むこと。
このあたりを詳しく知りたい方は、こちらのフリーランスの自己管理術について記事を書いたので良かったらどうぞ。
孤独を感じる
これはもう仕方ないです。
仕事の内容にもよりますが、フリーランスとは孤独な働き方です。
むしろ、人、時間、場所、お金からの自由を望むとは、孤独になるということです。
当然、他人と関わることもありますが、オンラインでできる仕事をしているなら、対面で直接関わることはありません。
それに仕事中は基本的に一人で黙々とPCに向かって取り組むことになります。
この働き方は人によってはけっこうきついかもしれません。
しかし、追い打ちをかけるようで申し訳ないですが、
独立したばかりで軌道に乗っていないうちは、仕事中だけでなく、プライベートも全て断ち切り、孤独を受け入れる覚悟は必要です。
孤独を感じることは残念ながら避けれないですし、孤独を受け入れることは必須です。
僕自身の例
僕自身は一人で黙々とやりたいタイプなので、全くつらくはないです。
それでも、一人で仕事をするのはつらくなくても、誰かと話したいなとか飲みに行きたいなとかそんな気分になることは全然あります。
今は覚悟を決めて断ち切ったのですが。
また、僕は家では集中できないタイプなので、コワーキングスペースに通っています。
偶然にもそこで人と交流する機会があるので、そこまで孤独ではないかもしれません。
親からは反対される
親からはバチクソに反対されますね。
それは覚悟しておきましょう。
親という生き物である以上、仕方ないというかそれが愛なのかなとも思ったりしています。
普通は正論を言えば理解してくれるのに、いざ子供のことになると、様子が違う。
安定、安全じゃないところへ行こうとすると、将来的には価値があると分かっていても、なんて馬鹿なことを考えているんだと反対されます。
とはいってもこのブログを読んでいるということは、もう十分大人のはず。
自分の道は親がどうのこうのではなく自分で選ぶと思います。
ただ、親に反対されるというイベントはほぼ起きると知っておいてもらえたらと。
僕自身の例
僕自身の例を紹介します。
フリーランスになることは決めており、退職届も提出した後、お盆に実家に帰った時に退職しようと考えていることを話しました。
まー、きっと反対されるんだろうなと思っていましたが、案の定、反対されました。
夜に、母親に「定年退職ハッピーリタイアのロールモデルはもう崩壊しているから、僕はもう会社員でいるつもりはない」と、話したところ、
最初は、「たしかにそうだよね、本当にそのとおりだ、これからの働き方は自分たちのようにはならないよね。」
ってめちゃくちゃ納得してくれたんです。
ところが、次の朝起きてみると、両親揃って出てきて、「あんたは何を考えとるんや、そんな危険なことやめろ」と言われました。
びっくりする手のひら返しですね。
んでまあ、親の気持ちを考えたら、どれだけ理屈ではわかっていても、子供のことになると、安全安心でいてほしいんだろうなと思いました。
昔、作曲家になると言って専門学校に行った時もありました。
その際も、「あんたのやりたいようにやったらええ」って言いながら、
次の日には、「そんなん失敗するに決まってるやろ、やめろ」って言われてました。
もし、僕と同じように親に話して反対されたら、反対されて腹立つな、じゃなくて、それが親の愛なんだなって受け止めてあげてください。笑
ちなみに、母親に話したのは以下の記事の内容なので、気になった方は良ければどうぞ。
仕事によっては成長できない
仕事によっては成長できません。
この点はけっこう気をつけないといけないポイントです。
仕事内容にもよりますが、企業から案件を取ってくるタイプで特に注意が必要です。
企業がフリーランスに出す案件はどういったものか考えたことはありますか?
そう、企業にとっての単純作業です。
企業にとって本当に重要な仕事がフリーランスに任されることはありません。
スキルさえあれば誰でも良い作業を外注しています。
作業ベースまで落とせているから、外注できるわけです。
本当に難しい仕事であったり、新たな試みであれば、それを外注することはないでしょう。
もちろん、外注されている仕事に難易度のばらつきはあります。
外注されている仕事でより高いスキルが求められる仕事があるうちは成長します。
しかし、それでもいつか天井は来ますし、そこでできているスキルアップはあくまで、作業員としてのスキル。
スキルが頭打ちした時、手を打っていないと、そこからはひたすら同じ作業の繰り返しになります。
フリーランスになりたての頃は、そこまで考えなくて良いことですが、中長期的なキャリア形成の点では無視できないデメリットです。
会社員でいた方が、高いレベルの仕事を任せてもらえてスキルも向上する、といったこともありえます。
十分にこの点は気をつけるべきポイントと言えるでしょう。
まとめ:会社員からフリーランスになる7つのデメリット
以上、フリーランスになるデメリット7点を紹介しました。
おさらいすると、次のとおりです。
- お金の心配
- 税金、年金など全部自分で対応する必要がある
- 社会的信用は低い
- 自己管理しないと無限にだらける
- 孤独を感じる
- 親からは反対される
- 仕事によっては成長できない
デメリットはいっぱいありますが、冒頭にもお伝えしたように、融資で借金を抱えるということさえしなければ、なんとでもなります。
それよりもフリーランスで生きる人生は、時間、人、場所、お金から自由になれる最高の働き方です。
会社員でいる限りはこのような働き方を手に入れることはできません。
失敗しても大きなリスクがないなら、ぜひ最高の人生にするためにもフリーランスに挑戦してみることをおすすめします。
とはいえ、誰でもフリーランスをすすめているわけではありません。
もちろん、人によってはそのまま会社員のままの方が良い人もいます。
自分はフリーランスに向いてるの?と気になった方にはこちらの記事を用意していますので、良かったら読んでみてください。→
そんなこと関係ない、もうフリーランスに早くなりたい!という方はこちらの記事をどうぞ。
僕はこのような、このまま会社員として働き続ける人生に疑問を持った人に対して、価値提供できるよう情報を発信しています。
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