脱サラしたいけど、自分は失敗しないだろうか?
脱サラするからには失敗したくない、と考えるのが普通だと思います。
今回はどんな人が脱サラしたら失敗するか、特徴を書いてみました。
今回の記事を読んで、もしも当てはまる項目がある場合は、対策を検討しましょう。
脱サラで失敗したらどうなるかを知りたい方はこちらもどうぞ。
失敗する人の5つの特徴
脱サラして失敗したとしたらどうなるかのイメージを持てたところで、できるだけ失敗は避けたいと思います。
次に脱サラして失敗する人の特徴を5つ紹介します。
・とにかく今の仕事を辞めたいから辞める、見切り発車でいきなり退職する等、無計画に退職する。
・貯金がない
・ビジネスで稼ぎが0
・自己管理ができない
・売上が上がる前から初期投資等、固定費にバンバンお金を使ってしまう
とにかく今の仕事を辞めたいから辞める、見切り発車でいきなり退職する等、無計画に退職する。
気持ちはすごく分かりますが、勢いでの脱サラは待ちましょう。一旦冷静な目で情報を収集し、見つめ直して判断しましょう。
脱サラを失敗する要因に準備不足を挙げている方が多くいらっしゃいました。
貯金をいくら貯めた状態で、ビジネスでの稼ぎがいくらになった段階で、人生計画はどうなっているか等、さまざまな要素を考慮し、どの状態であれば、脱サラをするか考えてから脱サラしましょう。詳しくは以前書いた以下の記事を参考にしてみてください。準備が整っていなければまだしばらくは今の会社に残るという選択肢もあります。
貯金がない
これは基本中の基本です。
失敗しないためにはいくら必要かは人それぞれとは言っても、最低でも半年分の生活費が払える貯金は持っておきましょう。
住民税や健康保険は会社員の時にはあまり意識しなかったお金ですが、これらの支払い分も準備しましょう。
なお、健康保険は猶予措置を受けることが可能です。
ビジネスで稼ぎが0
2章でお伝えしましたが、結局いくら貯金があっても目減りするだけの状況だと精神面で強い不安を感じる人も多そうです。
稼げるという実績、感覚があれば、それを増やしていくのはまだいいですが、0から1を生み出せていない状況は非常に不安を感じるでしょう。
副業禁止の場合、ブログであればPV数が3万を超えたあたりで等、できる限りビジネスでの稼ぎが見込める状態で、脱サラすることが望ましいです。
自己管理ができない
なんだ精神論かと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、自己管理について8割ぐらいの方が触れていらっしゃいました。
脱サラすれば自由になりますが、強制力は弱まります。
しんどいことって他人に監視されて命令されて動く方が自発的に行うよりも楽なんですよね。
これはきっと学校教育とかそう言ったところから僕たちに根付かされているんだと思いますが、言われたことをきちんとすることをずっと教育されてきたので、
思考回路が命令されることに慣れているんだと思います。
そう言った強制力が外された状態でも、自ら仕事に取り掛かれるかどうかは結構求められる力で、8割ぐらいの方が自己管理について触れていらっしゃいました。
僕自身も実体験として自己管理の重要性を痛感しています
実は、作曲家を目指すという活動で脱サラを目指すのとに近いようなことは行なっていました。
結局作曲家には慣れないと思い、会社員になることを選択したのですが、その時の体験は今振り返ると貴重な体験をしたと思います。
作曲活動って結局誰にも監視されることなく家で一人で行うんですよね。
ぶっちゃけかなりサボってたと思います。露骨にサボってたわけじゃないんですが、誰かと連絡をとりながら作業をするとか、あんまり集中せずに作業していたりとか、なんとかなるだろうって思いながら作曲するとかしてました。
こんな中途半端な姿勢じゃ当然作曲家として稼ぐなんて無理だよねと、今振り返れば分かります。
でも、過去に一度作曲家へ挑戦した経験があるから、あの時と同じような感覚でブログを書いていたら絶対に失敗する、という思いがあります。
それが今の僕の強制力になってます。次こそは絶対に失敗したくない。そう思います。
他の方も口酸っぱく言われている自己管理は本当重要だと思いますというのを体験談を交えて紹介しました。
5. 売上が上がる前から初期投資等、固定費にバンバンお金を使ってしまう
飲食、美容室等どうしても初期投資が必要なビジネスもあると思いますが、脱サラにおける良い行動は、可能な限り初期費用は小さくすることです。
できたら店舗ビジネスを行う前にPCだけで行える少額の初期投資で行えるビジネスから始めた方が安全です。
売上の見込みがないまま、融資を受けてふんだんに店舗、内装にお金を使い、人も雇うといったことをすると、失敗の基になります。
売上が立つ前に固定費だけがぐんぐん上がっていく状態はできる限り避けましょう。
このケースがいわゆる脱サラしたものの失敗して多額の借金を抱えるケースになります。
会社に残り続けることのリスクも考えよう
脱サラすることによるリスク、失敗する人の特徴をある程度掴めたと思います。
脱サラするリスクも知るべきですが、一方で、会社に残り続けることのリスクも認識すべきです。
これらを総合して脱サラをするかしないか判断しましょう。
会社に残り、サラリーマンで居続けることにリスクは次の3つです。
1. 過当競争かつ勝ってもリターンが少ない.
2. 自身の成長の機会を提供している。
3. もし脱サラしていたらどうなっていただろう?とやらなかった後悔をし続けることになる。
1. 過当競争かつ勝ってもリターンが少ない。
これは会社の構造上どうしようもないと思います。なぜか?
まず出世できる人は限られています。そのため給料アップは大変です。
また、仕事ができない人でも最低限の賃金を保障しています。では仕事ができない人が足りない分の稼ぎはどこから補うでしょうか?
そう、仕事ができる人の成果から補っています。
仕事ができない人は最低限の給料が保障されているのでいいかもしれませんが、仕事ができる人は自分が頑張った稼ぎを仕事ができない人に供給していることになります。
どうしても会社は標準化を図る必要があります。そのため完全な成果報酬にはできない。できない人の穴埋めをできる人の分で行うのは当たり前ということですね。
2. 自身の成長の機会を提供している。
無駄な会議、無駄な報告書の作成、簡単にできることができないお客さんの支援といった自分が成長しないことに時間を割くことが求められます。
どの仕事でもそうかもしれませんが、結局これは能力を提供しているというよりも、労働力の提供だと思います。
お客さんへの支援は確かに価値を提供していますが、それと引き換えにその時間の自分が成長できた時間を供給することになります。
そのような働き方をしている人と成長し続けている人、将来的に大きな差が生まれると思いませんか?
どのように働きたいかによりますが、脱サラを考えている人であれば、成長の機会を供給するというのは非常に苦痛だと思います。
3. もし脱サラしていたらどうなっていただろう?とやらなかった後悔をし続けることになる。
要するに、やった後悔よりもやらない後悔の方が辛いですよって話ですね。
一度きりの人生、やってみたいと思ったことをやらなくていいでしょうか。ずっともしもが頭の片隅によぎりながら一生を終えてもいいでしょうか?
脱サラして失敗するのはつらいですが、やらないまま一生を過ごすのはもっとつらいと思います。